オトナが十分な眠りを必要とする理由
もうすぐ年末ですね。経をあげるために師僧が東西を馳せ走る月(師走)といわれる12月が近づいてきました。気がつくと、夜も予定が詰め込まれていて、その結果、大事な睡眠時間が削られ、なんとなく昼間のパフォーマンスが下がってしまいます。ここで敢えて肝に銘じたいのが、アナタが築き上げた信頼というものを、ちょっとした眠気によって一瞬にして崩壊しないように、日々の生活で積極的な休養を心がけることです。いうなれば、オトナになったアナタの信用格付けが消滅しないように、眠りのプライオリティーを上げましょう。それは、カラダの成長のためというよりも、集団社会で生きる人間として必要な信頼を確保するためです。
会議で眠ると陥るワナ
ついひと昔前まで、昼間の眠気は「睡魔」といって眠りの悪魔の仕業かのように扱われていました。未だ、午後の国会中継を観ていると、昼間からコックリしている国会議員もいます。スティーブ・ジョブズは、ある会議で眠っていた日本人の社員をその場でクビにしたという話があります。もしスティーブ・ジョブズが日本の国会をみたらビックリするでしょうね。このコックリ眠っている人達に、大仕事を任せられないと思うも当たり前です。
一瞬で消える信頼を再構築するのは難しい
せっかく日々、一生懸命に仕事をこなし、結果を出してコツコツと信頼を構築したとしても、その一回の睡魔でアナタの構築した信用が失墜します。現代のオトナ社会は信用で成り立っています。フェイクニュースが飛び交う世界で、ヒトとしての信用の価値は、高くなっても低くなることはありません。
眠気も二日酔いも同じ
睡眠不足による眠気は二日酔い状態と同じです。ある研究では、6時間睡眠を14日間続けると、48時間徹夜した時と同じぐらいの認知能力になることが明らかになりました。それはお酒でいうと、日本酒を1~2合ぐらいのアルコール量のよる認知能力低下に相当します。大事な仕事中に、二日酔いで居眠りしていている姿は誰が見てもゲンナリします。だからこそ、高いパフォーマンスを期待している方には、常日頃から積極的な休養をすすめるのです。これから忙しくなる時期に入りますが、あえて積極的に睡眠時間を確保して、アナタだけの信頼ポイントを獲得しましょう!
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