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  • 執筆者の写真Naoko Suga

つい他人と比べてしまう人に大切な考え方

モノの長さは変化する?

現代の義務教育の算数で学んだモノの長さとは、メートル法で定義された㎜であり、㎝であったので、ヒトによって長さが違うということはありませんでした。私の10㎜とあなたの10㎜は必ず同じです。定規で測ればいつでも、どこでも長さは同じです。それは事実ですね。私も大人になるまで、そう信じて疑うこともしませんでした。

現代医学でエビデンスを証明するには客観的に長さが一定で再現性があることが必須です。しかし私は、伝統医学を学んだことで、モノの長さの測り方は1通りではないことに気がつきました。伝統医療の鍼灸の世界では、「骨度法」という計量単位で長さを測ります。骨度法は、私とあなたを同じ尺度で測らないという基本的な考え方がメートル法とは異なります。例えば、昔話の「一寸法師」の身長を「寸」ではなく、「㎝」で聞かれたら、答えは「ヒトによって違う」というのが正解です。


あなたの一寸と、私の一寸は違う

では骨度法でいう寸法は、どのようにして測るのでしょうか。それは手の指を使って測ります。施術をうける人のサイズを調べるのには、その人の手の指のサイズを基準とします。


一寸=親指の幅

二寸=人差し指から薬指の第1関節の幅

三寸=人差し指から小指の第2関節の幅


鍼灸治療の現場では、骨度法はツボの位置を測る時に利用します。例えば、乗り物酔いに効くツボの「内関」は、前腕内側で、手くびのしわ(手関節横紋)から二寸ばかり上にあります。骨度法では、手くび~肘が十二寸なので、内関は、手くびから測って肘に1/6上にあります。そのため、ツボの場所は、正確に測ると、施術を受ける人により異なります。


この考え方が既にパーソナライズ

一人ひとりの尺度が違うのが当たり前だという考え方に基づくのが伝統医学の骨度法です。同じ一寸でも、ダルビッシュ選手は約4㎝でも、私は約3㎝になるのです。同じぐらいの年齢でも、一寸の尺度のばらつきがヒトによっては1㎝もあるのです!

骨度法とメートル法では、モノゴトへのアプローチが全く違いますね。是非、個人内の長さを測る時は、骨度法の概念を取り入れましょう。個人の成長を観察する際、他人と比べないことは大事です。これからの時代はパーソナライズした商品が注目されるといわれますが、実はパーソナライズなんて、大昔では当たり前だったのです。


同じ尺度で測ること自体がナンセンス

もし将来的に、学校の成績や、仕事のパフォーマンスなどで自己成長を観察したい場合は、メートル法ではなく骨度法的な視点でモノごとを捉えてください。一寸法師の背の高さは「人によって違う」のです。アナタの成長や評価も「人によって違う」で本当は良いのです。ただ、測る側からみると「人によって違う」では都合が悪いので、客観的なメートル法のような標準計測法を使用しているという真実を、頭のすみっこにおいてみてはいかがでしょうか。




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