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執筆者の写真Naoko Suga

年末年始の“忙”しい時に陥りがちなワナに気をつけて

今年もあとわずかになり、多くの方は、なんとなく忙しない日々を過ごしていると思います。“忙”しないと、読んで字のごとく、“心”が“亡”くなるというぐらい、心に余裕がなくなります。そして日常に忙殺されてしまい、メンタルが消えてしまいそうになります。忙しいからという理由で、ついつい無理をしてしまい、当たり前のルーティンワークである睡眠を削ってしまいがちです。そしてカウントダウンの頃には、風邪でダウンになり、残念な年末年始になりかねません。そういう時こそ意識してもらいたいのが、あえて日々の生活習慣を変えないことです。


日本の年末年始はお祭り騒ぎ

そもそも、日本の年末年始はイベントが盛りだくさんです。冬至から始まり、クリスマス、除夜の鐘、初詣、新年の挨拶回りと、息をつく暇もないぐらい慌ただしいですね。せっかくの休みなので家でゆっくりしたいのに、周囲が騒々しくて息をつく暇もないかもしれません。


起きる時間は変えない

そういう時こそ、是非意識してもらいたいのが、毎朝の起床時間を一定にすることです。基本的に体内時計が一定であれば、年始の仕事始めも辛くなく、一年の始まりをご機嫌に迎らえるでしょう。体内時計は睡眠・覚醒だけでなく、ホルモン分泌、血圧・体温調節などの生理活動もコントロールしているので、体調に大きな影響を与えます。体内時計が狂うと、体調も崩れるといっても過言ではないでしょう。体内時計は、光によって同調されるため、朝起きたら、まずはしっかりと光を浴びましょう。


寝不足にはお昼寝を

とはいえ、この時期はどうしても睡眠を削らなければならないような社会的な事象も多々あるでしょう。起床時間を変えずに睡眠時間を確保するのは厳しいという方は、是非、短時間の昼寝を取り入れてください。数分~20分ほど目をつぶるだけでも、昼寝の健康への効果は絶大です。携帯のアラーム機能を使って、少しだけでも脳を休めるだけでも、午後のパフォーマンスも高く維持できるので、寝不足気味だと自覚がある方は、昼寝で睡眠を補ってください。年末年始まであと少しですが、無理せずご機嫌に乗り切りましょう。




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